女性建築家のティータイムコラム|好きなことに向き合える場所を持つということ

女性建築家のティータイムコラム|好きなことに向き合える場所を持つということ

女性建築家のティータイムコラム

窓からやわらかな光が差し込む部屋で、
手のひらに土の感触を感じながら、
ゆっくりと形を整えていく。

急ぐ必要はなく、
誰かに合わせることもない。
ただ、自分のペースで、
目の前のことに向き合う時間。

そんな時間が、ふと愛おしく感じられる瞬間があります。
これまでの暮らしの中では、
仕事や家族のことが中心で、
自分のための時間は後回しになりがちだったかもしれません。

けれど、これからの暮らしは、
少し違っていてもいいのではないでしょうか。

「好きなことに向き合う時間」を、
暮らしの中にきちんと持つこと。
そのための場所を、
住まいの中に用意してあげること。
それは、贅沢ではなく、
これからの時間を大切にするための選択だと思います。

大きな空間でなくてもいい。
立派な設備でなくてもいい。

例えば、窓のそばに小さな作業台を置くこと。
手を動かせる場所を、日常の中に溶け込ませること。
いつでも戻れる“自分の席”をつくっておくこと。
ただ、そこに座ると、
自然と気持ちが落ち着いて、
自分に戻れる場所。

家づくりは、
これからの人生の時間の使い方を、
やさしく整えていくことでもあります。
好きなことを、好きなだけ。
そんな時間が少しずつ増えていく暮らしは、
きっと、静かで豊かなものになっていくのだと思います。

暮らしの中にある、小さな気づき。

家づくりのこと、日々のこと、女性としての生き方のこと。
女性建築士の視点で綴る“暮らしのヒント”をお届けしています。

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