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家づくりコラム

女性建築士が考える、玄関まわりの収納計画

こんにちは。大阪府堺市で女性建築士による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。

「玄関まわりの収納」と聞くと、靴箱や土間収納を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。
日々の暮らしの中で「あったら便利だな」と感じる視点から、設計に取り入れたいポイントをご紹介します。

例えば、雨の日に使うカッパ。
「濡れたまま家に持ち込むのがイヤだから、外に干す場所が欲しい」という声も聞かれます。
もし造るなら、外から見えにくい場所にすれば見た目も気になりません
実際に、玄関横から細い通路を通って、裏手に干し場を作ったお住まいでは、玄関まわりの動線がとても快適になりました。

傘についても同様です。
折り返しのないバーを外壁に取りつけておけば、普通の傘はもちろん、折りたたみ傘もかけることができて便利♪
濡れた傘を玄関の中に持ち込まない工夫は、家の汚れを防ぐためにも取り入れると◎。

また、スポーツをしているお子さまがいるご家庭では、泥のついた靴を一時的に置けるスペースがあるとうれしいとの声も聞かれます。
設計する際は、玄関の内側だけでなく外側の機能性にも目を向けましょう♪

最近では、玄関スペースそのものを広くとる傾向も
無理に収納スペースを造らなくても、引き違い戸などで目隠しをすれば、すっきり見せることも可能です。

収納の見せ方にこだわりたい方には、ロールスクリーンを取り入れるのもおすすめです。
玄関収納はもちろん、廊下に設けたクローゼットにも応用できますよ。
光を遮る効果もあるため、服の日焼けを防ぐメリットもあります。

玄関まわりは、ご家族全員が毎日使う場所だからこそ、快適でストレスのない動線と収納計画を。
ギミックデザインでは、こうした日常の声を大切に、一つひとつの設計に活かしています。