Column

家づくりコラム

無理なく“緑のある暮らし”を実現する方法は?

こんにちは。大阪府堺市で女性建築士による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。

室内にグリーンがあるだけで、空間がやわらかくなり、気持ちも落ち着きますよね。
「インテリアとして観葉植物を取り入れたい」というお客さまの声もよく聞かれます。

実は、弊社スタッフの間でも以前“グリーン推し”のブームがありました。
ですが挑戦してみた結果、多くのスタッフが育てきれずに断念。現在、自宅ではフェイクグリーンだけ……というのがリアルなところです。

リビングは日当たりや風通しもよく、植物を置くのにぴったりなように見えますが、実はエアコンの風や急な温度変化でダメージを受けやすい場所です。
育てやすいといわれるエアープランツをリビングで育てていても、週に一度は霧吹きが必要で「それすらも続かなかった……」というスタッフも。共働きで毎日忙しく過ごす方にとって、“水やり”や“置き場所の工夫”は意外とハードルが高いのかもしれません。

そんな方には、無理して観葉植物を育てるのではなく、植物モチーフの壁紙やアートを取り入れてみるのもおすすめです。
お客さまの中には、キーボックスの壁にレモンの木柄の壁紙を選び、庭には本物のレモンの木を植えて楽しまれている方も。眺めるだけでも癒やしになるグリーンを、無理のない方法で取り入れてみませんか。

「育てる楽しみ」を諦めたくない方は、家庭菜園という選択肢も。
ギミックデザインのスタッフにも観葉植物は挫折したけれど、野菜なら花壇やプランターで育てられているという例もあります。これからの時期なら、秋に種をまいて冬に収穫するほうれん草や水菜、かぶなども、緑がきれいでちょっとした癒やしに。

遮光効果もあるグリーンカーテンも憧れますが、秋の片付けが大変だと感じる方もいらっしゃいます。枯れるまで待って、取り外した植物を土に戻すことで自然に還すなど、手間も含めて楽しめる方にはぴったりかもしれません。

忙しい日々の中でも、ちょっとした工夫でグリーンを取り入れる暮らし。
あなたに合った方法で、心地よい空間をつくってみませんか?