Column

家づくりコラム

40代・50代からの家づくり計画|将来を見据えた“ワクワクする住まい”を

こんにちは。大阪府堺市で女性建築士による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。

40代・50代で家づくりを考える際に大切なのは、老後を含めた将来、どんな暮らしをしたいかを想像することです。お子さまが巣立った後や、もし一人になった時にそこに住み続けるかどうか……。駅近などの住環境や経済的な安心感も、長く快適に暮らす上で欠かせない要素です。

◆住まいに必要な工夫は?

この世代からの家づくりで人気が高いのは「平屋」です。
段差をなくし、廊下幅もゆとりを持たせることで将来の移動も安心。
手すりは必要になった時に取り付けられるよう下地を仕込んでおけば、今はすっきりと暮らせますよ。そして、コンセントやスイッチは腰の高さにしておくと、かがむ動作が減り毎日の生活が楽になります。換気扇のフィルターなども、メンテナンスのしやすさを意識して選んでおくと後々助かります。

◆ワクワクも忘れないで

ただ、将来に備えるばかりでは家づくりの楽しさが半減してしまいます。
スキップフロアや趣味部屋、家庭菜園ができる庭など、“自分がワクワクする空間”をぜひ取り入れてほしいと思います。40~50代からの家は「子育てのため」だけではなく、「自分とパートナーのこれから」という視点を意識しましょう。趣味や楽しみを形にする住まいは、年齢を重ねても心を豊かにしてくれます。

◆自分らしく、地域とつながる

最後に意外と大切なのが「住む場所」です。
全く知らない土地に家を建てるとコミュニティとつながりがなく、寂しさを感じることも。今までの人生でつながりがある場所や、将来も安心できる環境を選ぶことが、暮らしを支えてくれることでしょう。

40代・50代だからこそできる“自分らしい家づくり”。
備えと楽しみのバランスを取りながら、未来を前向きに計画していただけたら……と思います。