Column
家づくりコラム
安らぎを感じる住まいづくり|壁紙の色使いと照明の工夫
こんにちは。大阪府堺市で女性建築士による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。
「家は毎日過ごす場所だからこそ、安らぎを感じていただける空間づくりをしたい」
これは私たちスタッフと、お客さまに共通する想いです。
家づくりの中で、この想いに沿って工夫する部分はいろいろありますが、今回はその中でも色使い(壁紙、照明)についてご紹介します。

まずは、壁紙の色について。
リビングのように家族みんなが過ごす場所では、その場所で過ごす時間が一番長い方の意見を優先して考える事例が多い印象です。逆に個室の壁紙は、思い切って自分好みの色にしてOK。お客さまには、子ども部屋の壁紙をお子さま自身に選んでいただくこともあり、大人では選ばない色や柄をセレクトされる、自由なセンスに感心することもあります。
最近はペールトーンと呼ばれる淡い色調が人気で、空間を広く柔らかく見せてくれる効果があります。反対に黒っぽい色は空間を引き締めてくれますが、同時に実際よりも空間が小さく見える可能性があるため貼る場所には注意が必要です。

また、柄入りの壁紙を選ぶ際は、その柄のサイズ感と空間の広さとのバランスが重要です。気になる柄がある場合は、ぜひ建築士に相談してください。柄の美しさを最大限に活かす配置を提案させていただきます。

次に照明について。
空間の印象を左右する照明は、実は「費用対効果」が高いアイテム。
例えば天井のシーリングライトを高価なものに変えるよりも、間接照明を取り入れる方が、空間の雰囲気はぐっと豊かになります。特に寝室などリラックス空間では、天井に照明を付けず、間接照明だけで柔らかく照らすのもおすすめです。眩しさを抑えることで、より心が落ち着く空間になります。
ちなみに、照明器具の中でもダウンライトは、取り替えにくい製品が多く、交換には費用がかかる場合もあるため、設計段階でしっかりと計画しましょう。

安らぎを感じる住まいづくりには、壁紙と照明の組み合わせがポイントの一つ。
自分らしい色と光に包まれて、心豊かな暮らしをはじめてみませんか?