Column
家づくりコラム
女性建築士のティータイムコラム「自分の人生を楽しむ」という視点から、家づくりを考えてみませんか
「私はどう生きたいのだろうか」
忙しい毎日の中で、ふとこんな問いが浮かぶことはありませんか?
私たちは、自分の人生を豊かにしたいという思いから働き、学び、誰かの役に立つことに喜びを感じながら、日々を重ねています。仕事はある意味「契約」で「責任」でもありますが、その対価は自分を彩るための大切な糧(かて)になります。

その糧を使った人生の彩り方は人それぞれです。
お気に入りの服、癒される音楽、趣味の時間……。いろいろありますが「住まい」もまた、暮らしを支える「器」として、私たちの日々や人生を包んでくれる存在です。人生の彩りが人それぞれあるように、家や暮らしにも「こうでなきゃいけない」という固定観念は必要ありません。
ただ、目の前のことで精一杯になっていると、自分が本当に大切にしたいことを見失ってしまいがちです。
「なんだか最近、私らしく過ごせていないかも…」
そんな違和感を持った時こそ、自分時間(=me time)や人生の彩り方を見直すタイミングかもしれません。

私自身も、毎日つい夜更かしをしてしまう習慣を見直したくて、最近目元エステを買いました。小さな行動かもしれませんが、寝る前のスマホ時間が減り、少しずつ睡眠の質も気分も整ってきました。
暮らしの中に「気づき」や「変化」があると、心がふっと軽くなり、毎日が少し楽しくなります。そんな体験を、住まいづくりの中にも組み込んでいけたらと思っています。
私たち建築士の仕事は、「誰かの役に立ちたい」という想いが原点です。
そして家づくりの本質は、建てることそのものではなく、「建てた後、どう暮らすか」。
その暮らしの中で、自分らしさや小さな成長を感じていただけたなら、それが何よりの喜びです。
家づくりを通して、一人でも多くの女性が、自分の人生をより楽しく、自分らしく彩っていけますように。私たちはそんな願いを込めて、これからも丁寧な家づくりのお手伝いを続けていきたいと考えています。