Column
家づくりコラム
シニアと暮らすための家づくりアイデア5選
こんにちは。大阪府堺市で女性建築家による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。
お家を建てるときは、若く元気でも、だんだん年齢を重ねていくと少しの段差につまづいたり、不便な場所が増えてくるものです。また、いずれご両親と同居、なんてこともあるかもしれません。
ですので、長く快適に住むためには、バリアフリー設計を意識してお家づくりをするのも、一つの案ではないでしょうか。今回はシニアが暮らしやすいお家について、いくつかのポイントをご紹介したいと思います。
■寝室の場所
年齢を重ねるごとに階段の上り下りがきつくなるので、寝室や普段よく使うお部屋は1階がおススメです。
■開放感のあるトイレ
寝室の近くにあると、夜中の使用でも安心です。トイレが狭いと、車いすが入れない可能性もあるので、廊下など広い場所にトイレを作り、カーテンで仕切るという方法もあります。
■適切な場所に手すりを
行動範囲に手すりをつけておくと、ご本人もご家族の方も安心です。大丈夫だと思っていても、シニアになると足から弱ってきますので、適正な場所に設置しておけば、転倒や転落の危険性は低くなります。
■思い切ってリフォームしてみても
実は日本の家屋は、リフォームがしやすい造りです。どうしてもそのままの造りでは対応できなかったり、ストレスに感じてしまう場合はリフォームを考えてもいいかもしれませんね。
ただし階段は、配置や勾配の変更など、少し大掛かりになってしまいますので、そこまではしなくていいとお考えでしたら、手すりを付ける・滑り止めをつける、照明を取り付けるなどの補強工事で様子を見てみてもいいかもしれません。
■玄関
玄関は木造という構造上、ある程度高さを出さなければいけないので、どうしても段差ができてしまいます。広いスペースがあれば、スロープを作ることができますが、スペースがない場合は、介護用の段差プレートを置くと段差は解消できます。さらに玄関椅子(玄関腰かけ)を置くと、靴を履くときに便利になりますね♪
その他にも、ガレージから斜めスロープを作り、家に入れるようにすることもできます。
誰もがいずれは迎える老後。長く居るお家なのだから、安心で快適に、ストレスなく過ごせるように意識したプラン作りも、ぜひ意識してみてくださいね♪