Column
家づくりコラム
健康に暮らすために|快適な睡眠を意識した設計のコツ
こんにちは。大阪府堺市で女性建築家による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。
以前から弊社では、「健康を意識した家づくり」を行ってきました。
なるべく自然素材を使った家、環境に調和する家などは以前のブログでもご紹介してきましたが、今回は人の健康に欠かせない「睡眠」を意識した設計のコツをご案内します。
みなさんは、良質な睡眠とはどのようなものだと思いますか?
厚生労働省の「良い睡眠の概要」によりますと、
・量と質のバランスが保たれている
・適度な長さで休養感がある
・睡眠中に目覚める回数が少ない
などが、良い睡眠だと定義されています。
【量と質のバランスを保つために】
心地よく眠りにつくためには、照明も大事な要素。
寝る前は電球色が良いといわれており、温かみのある色合いはリラックス効果も期待できます。
朝すっきりと目覚めるためには、朝日が入る方向に窓があるといいですね。朝日を浴びると体内時計がリセットされ、日中活動的に過ごすことができます。スマートハウスなら、時間がくるとブラインドを自動で開ける設定にもできますよ。
【適度な長さで休養感のある睡眠を】
休養感のある睡眠には、寝る場所や環境が大切です。
寒すぎる・暑すぎる寝室では寝づらいため、室温を逃がさない高気密高断熱の家が理想です。
ロフトで寝るなら、全館換気を取り入れるなど、空気の循環を意識しましょう。ギミックデザインでは、換気をさらに強化した方がいいと判断した場合に、循環ダクトなどの対策もご提案しています。
【睡眠中に目覚めないために】
トイレの位置も睡眠にとって大切です。
夜中にトイレに起きる方は、目覚めすぎないように近くにトイレがあった方が便利ですが、音が気になる方は少し離した方がいいかもしれません。
音が気になる方は騒音防止の配管もあるので、設計士やスタッフに相談してみましょう。
こうしたアイデアの他にも、「星を眺めながら寝たい」、「朝日を浴びられる環境にしたいから」と天窓を設置するお客さまもおられます。
睡眠環境は、これからの家づくりに欠かせないワードになってくるかもしれません。
「どうせ寝るだけだから」と思わずに、家づくりの際には睡眠環境にも目を向けてみませんか。