Column

家づくりコラム

暮らしの中で気になること。結露とカビのお話①

こんにちは。大阪府堺市で女性建築家による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。

冬になると、家の中で気になる部分の一つに、「窓の結露」がありますよね。
結露は、窓ガラスやサッシで起きるイメージが強いかと思いますが、実は、壁・床・押入れの中・家具の裏側など、皆さんが想像しない部分でも、発生する可能性があります。

 

結露が発生し、濡れた部分をそのまま放置してしまうと、カビが発生する要因の一つにもなってしまうんです。
そしてそのカビを放置しておくと、ダニの発生も引き起こしてしまいます

カビやダニと聞くと、漠然と嫌なイメージがあるかと思いますが、実際身体にもよくない影響を及ぼすのです。
カビはアレルギーの遠因の一つと言われていますし、カビもダニも、喘息・シックハウス症候群・アトピー性皮膚炎などの主要な原因物質とも目されています。

最初の結露だけなら身体に悪い影響はないかもしれませんが、カビやダニなどとなると、快適なわが家が快適でなくなってしまう可能性も…。

 

さらに人だけでなく、その被害は住宅にも及びます。

住宅の建材として使われている木材は、結露(水分)に長くさらされることで、腐朽してしまい、本来持っていた耐震性や耐久性を大きく落とすこともあるのです。

そして湿った木材は、シロアリの大好物であるため、シロアリによる食害も発生することがあります

ですので、冬の結露はご家族にとっても住宅にとっても要注意!
次回は、具体的な結露対策についてお話をしたいと思います。