Column
家づくりコラム
日本人の子ども部屋は無難すぎる!?個性のある部屋づくりのススメ
こんにちは。大阪府堺市で女性建築家による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。
家づくりに携わる者として、世界各国の家はどんな家なんだろう…と常々気にかけています。
ドイツやアメリカを訪問した際には、実際に一般的なご家庭に足を運び、その家づくりを見せていただいたこともありました。
そこで感じたのは、「日本人の子ども部屋は無難すぎる」ということです。
例えば、アメリカのとあるお宅では、家全体がウエスタン調で統一され、子ども部屋もウエスタンな雰囲気で溢れていました。
ドイツのお宅では、お子様の好きなカラフルな壁紙を使って、見ているだけで楽しい子ども部屋で、お子様がのびのびと遊んでいました。
一方日本では、「大きくなったら飽きてしまうから」「色の好みが変わるから」といった理由で、白を基調とした壁紙が人気です。
「飽きのこないデザイン」と、「無機質な家」はイコールではありません。
特に子ども部屋などのプライベートルームは、お子様の好きな色の壁紙を使い、生の色や素材に触れ合うことで、感性も養われると私たちは考えています。
以前建てたお家のお子様で、お茶を習っていて、お抹茶が大好きな男の子がいました。
そのお子様が選んだのは、大好きな抹茶色の壁紙。
ピンクが大好きなお姉さんはお洋服もピンクが多く、壁紙にはやはりピンクを選びました。今でもお気に入りだそうです。
意外と成長しても、好きな色は好きですし、大人になってピンクの壁紙の部屋でも、好きな色に囲まれた暮らしは楽しいものです。
子ども時代に培われた感性は、大人になってからもさまざまな場面でプラスになることでしょう。
子ども部屋を造る際は、お子様の意見も取り入れて、カラフルで楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。