Column
家づくりコラム
アナタのこだわり、わがままを聞かせてほしいんです|女性建築士のティータイムコラム
家づくりを進める中で私が大切にしているのは、お客さまの本当の想いや言葉にしてどう伝えたらよいかわからないことをお聞きすること。
ですが、気持ちや明確でないぼんやりした思いでうまく伝えられない。あっそうだ!これもしたいことだ・・とふとした時に浮かぶこともあり、口にしない方や、ヒアリングシートに書きづらくてあまり書かない方もいらっしゃいます。土地や予算の制限から「いろいろ言っても難しいのでは?」と考えていらっしゃるのかもしれません。

こちらから「こだわっていいんですよ」「どんなことでもお話しいただきたいのです」とお伝えすると、ほっとした表情で、心の奥にある想いを出してくださいます。
日本では、自分の希望や「こうしたい!」という理想を伝えるのが難しい、潜在的に遠慮してしまう方も多いように感じます。
また、家づくりが初めての方にとっては、「どう伝えたらいいのかわからない」という不安もあるでしょう。ですが、ちゃんと伝えないと、後悔につながることもあります。
「こうすればよかった」と思ってほしくないので、私たちはお客さまが気づいていない理想やこだわりも掘り下げてお聞きするようにしています。

例えば、普段の暮らしの中で
「自分のバッグをどこに置いているのか」
「貴重品はどこにしまっているのか」
「ふきんやゴミ箱の置き場」
など、些細だけど重要な生活の線引きについて伺うこともあります。
お客さまからすると、「こんなことまで話していいのかな」と思われるようですが、日常の些細な点に目を向けることが、こだわりを叶えるヒントになることもあるのです。

また、家づくりにはお子さまもぜひ参加してほしいと考えています。子どもは大人と違い、「今、こうしたい!」という感性を持っています。好きな壁紙を選んだり、リビングの階段を滑り台にしたりと、子どもならではの発想を取り入れることで、暮らしがもっと楽しく、記憶に残る時間になります。
私はお客さまご家族の「こうしたい」という想いをできるだけ引き出し、楽しい暮らしを意識して家づくりを行っています。どんな些細なことでも私たちにお話しください。それをお伺いし、カタチにしていくのが私たちの仕事だと思っています。