Column
家づくりコラム
子育て中の女性設計士目線で考える! お子さまの成長を見据えた子ども部屋づくり
こんにちは。大阪府堺市で女性建築家による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。
お家を建てる時には小さかったお子さまもいずれ成長されますし、建築時よりもお子さまの人数が増えることもあります。お住まいになるうちに、このような変化が訪れることを見据えた、子ども部屋づくりのヒントをお伝えします。

弊社は全て女性スタッフで、子育て中の人も子どもの年齢はさまざまです。
子どもがある程度大きいスタッフから出た意見をご紹介すると……。
●当たり前ですが、子どもはずっと子どものままではありません。イメージしにくいかもしれませんが、いつか自立することを想定した家づくりがおすすめです。
私が一番感じるのは、「子ども部屋は造り込みすぎない方がいい」という点。
兄弟が増える場合もありますし、自立した後に親が別の使い方もできるように、融通がきくシンプルな間取りがいいと思います。
●「リビング学習は小学生ぐらいまでかな?」と思っていましたが、大学生になってもリビング学習をする子どもも意外と多いようです。
そうなると、子ども部屋は寝るだけの場所ですので、小さくても問題ないかもしれません。

絶賛子育て中のスタッフから出た意見は……。
●子ども部屋は、お子さま自身が「ほしい!」と言った時に考えてもいいと思います。将来的に使うことを前提として、家づくりの際はシンプルな部屋があれば十分!
●一時期、建築時は広い部屋を造り、兄弟構成によって将来的に仕切る間取りが流行りましたが、後で面倒がかかるので弊社ではあえておすすめしていません。角間仕切りで仕切っても音漏れがしますし、収納家具を仕切るために置いても、天井まで家具がないと音漏れしてしまいます。
その他にも、自らの経験から
「兄弟がいる家庭は、音やプライバシーに気を付けて設計しています」
「小学生は親と同じフロアで、大きくなったら別フロアで生活することが多いので、そこを加味した設計をしています」
といった意見も出ました。
家を建てる時点での家族構成も大事ですが、将来的な使い勝手も考えながら、子ども部屋の計画を立てていきましょう。