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家づくりコラム
女性建築士が考える!暮らしやすさを高めるトイレの工夫
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こんにちは。大阪府堺市で女性建築士による注文住宅・リフォームを行っている設計事務所ギミックデザインです。
トイレは毎日使う場所だからこそ、機能性、使いやすさ、お手入れのしやすさなど多角的な視点で検討したい部分です。今回は、日ごろ家事をする機会も多い女性建築士の視点で、ご家庭にフィットするトイレ空間のアイデアをご紹介します。

まず便器は、拭き取りやすく傷がつきにくい素材を選ぶとお掃除がグっと楽になります。お手入れのしやすさから、多くのスタッフがおすすめしたいのが、TOTOの製品です。
床材は、長尺塩化ビニルシート(長尺シート)にすると、傷に強く耐久性もあり、塩化ビニル製なので汚れも落ちやすいですよ。
トイレの選択基準は、設置階によって変わります。
来客の多い1階は、空間がすっきり見えるタンクレストイレにし、手洗いは別に設けるスタイルが好まれます。一方2階は、タンクありの手洗い付きタイプでコンパクトにまとめるケースが多く、1階よりも費用を抑えたトイレが人気です。

トイレは大きな空間ではないので、収納計画も大切。
トイレットペーパーを袋に入ったまま収納したいのか、小分けにして別の場所に収納するのか。生理用品の収納場所も含めて、使い方に合わせた工夫をしておくと安心です。
さらに、スイッチの位置や手洗い器をトイレの内に付けるか外に出すかなど、細かな設計も意外と重要。使う人の動線や暮らし方に合わせて、過ごしやすい空間をつくりましょう。